在宅介護・介護制度の知識

介護老人福祉施設


介護老人福祉施設とは、介護保険の施設サービスの一つで、特別養護老人ホームのことです。

一般的によく言われる、「老人ホーム」のことです。

介護保険の施設サービスは介護老人保健施設、介護療養型医療施設、そして介護老人福祉施設の３種類に分けられます。

介護老人福祉施設の特徴としては、在宅介護でむずかしい寝たきりや認知症といった人が対象で、要介護１、２、３、４、５の認定を受けた方が入居できます。

（要支援１、２の認定を受けている方は入居できません。

）施設では生活全般にわたる介護、リハビリテーション、レクレーションなどのサービスを受けることができます。

現在この介護老人福祉施設に入居しようと入居申し込みをしても、入居待機が１００件以上ということで、すぐに入居できる状況ではないのです。

１年もしくは２年以上待つ場合も少なくありません。

この状況は介護老人保健施設、介護療養型医療施設といった他の２つの施設サービスも同じ状況です。

ですから介護保険施設以外の有料老人ホームや高齢者マンションといった住宅も充実してきました。

今後高齢化がすすむ中、介護老人福祉施設等といった施設サービスの充実も必要ですが、介護予防という視点からより在宅サービスの充実が叫ばれております。

地域で安心して暮らせる街づくり、そしてそのシステムが必要になってきているのです。